生活不活発病になってしまうパターン
生活不活発病とは、生活に関する様々なことをしないのが原因で発症する、あらゆる病気の総称です。特に高齢者に多く、生活不活発病になるパターンは色々あります。まず、自身を取り巻く状況の変化が挙げられ、それまでしていたことをしなくなり、やることがなくなってしまうと生活不活発病になりやすいです。高齢者だと、退職をしたタイミングで生活の中心だった仕事がなくなることが原因になりがちです。また、友人同士の集まりがメンバーの誰かが亡くなったり、みんなが年を取ったりしたなどの理由で解散してしまって、やることがなくなるパターンもあります。
そして、活発に動くことを遠慮してしまう例もあります。やりたいことがあるのを我慢したり、やろうとする意欲を抑えたりしても生活不活発病になりかねません。この場合は特に、周囲の反応を気にしすぎで、自分だけが活発に動いて申し訳ないと思ったり行動を起こすことが恥ずかしいと感じたりする人が多いです。また、高齢であることを理由に、周囲の人から動き回らないように注意されてしまうパターンもあります。
さらに、周囲の環境の変化が様々な行動の足かせとなった場合も生活不活発病になりやすいです。典型的なのは引越しのタイミングで、住宅や周囲の環境がバリアフリー化されていないと、行動する意欲を失ってしまいます。特に災害などが原因で引越しを余儀なくされたり、高齢者が自身の子どもが暮らす家に移り住んだりした時に起こりやすいパターンです。